2023年がスタートして、夫の腹膜透析生活は約2か月が経ちました。
手技は完璧にマスターしています。きっちり、「マイホームぴこ」の音声ガイド通りに一つずつ丁寧に確認しながら操作しています。
お腹のカテーテルが出ている部位は、滲出液のためカサブタが取れたり出来たりの繰り返しです。受診時に毎回写真を撮られ医師や看護師が状態を記録、確認しています。異常なしとのことなので安心です。カテーテル出口部にはYガーゼなどはしなくて良くなりましたが、皮膚とカテーテルを固定する為にテープを使用しています。退院時に頂いて使用していたカテーテル固定補助テープをAMAZONにて購入しました。アルケア クイックフィックス2という商品を使用中。
テープのかぶれ予防に被膜を作るスプレーも併用しています。3Mのキャビロン 非アルコール性スプレーもAMAZONで買いました。このスプレーはテープを張る面にスプレーすると皮膚を保護してくれます。その後はグンゼの腹巻に切り込みを入れてカテーテルを固定していますが、このスタイルで問題はないようです。
透析を始めてから、全身の皮膚の痒みが出ていました。冬で乾燥しているからなのか、シャワーのお湯の温度を高めで使用しているからなのか理由はわかりません。医師に伝えるとヒルドイドローションと痒み止めのレスタミン軟膏が処方されました。毎晩使用しているうちに症状は治まっています。
血液検査は相変わらずクレアチニン値が7を超えていて、透析開始しても代わり映えしないのでガッカリしていました。実は透析をすることで値が低くなるのかと思っていたからです。先日の診察終了後に透析室の認定看護師であるM看護師さんが外来へ来てくれて、色々相談にのってくれました。
食事は現状のままで問題ない。腹膜透析をすることで体内のタンパク質も体外へ出るので、食事を低蛋白質にすると良くないと助言がありました。「今のままでいいです。」と言われるとホッとします。私も夫もM看護師さんをとにかく頼りしています。とても親身で丁寧な方です。夫の普段通りの生活を支えてくれ、要望をよく聴いて叶える手段を一緒に探してくれる看護師の鏡のような方なのです。
夫は今回の受診で夜間透析以外の、日中4回手動で行う手段を実際練習したいと医師へ頼みました。停電時や旅行等を見越して、まずは自宅で練習したいとのことです。
停電時と旅行時では使用する透析液が違うとのことでした。停電時の透析液は初回より自宅に準備されていました。旅行で日中4回の透析液はまた別であるそうです。その処方をお願いし、手技の確認をM看護師がしてくれました。
そこで発覚したのが入浴についてです。2か月前に退院した時から、ずっと夫は医師から入浴許可がなければシャワー浴しかできないと思っていた(私も夫がそう言うので、そうだと思っていた。)んです。前回の診察時に確認した時は「まだシャワーですね。」と言っていたのが、今回は「もう湯船に入って構いません。」と言われたので、良かったと大喜び。M看護師に嬉しい気持ちを伝えると驚いた様子。
なんと!カテーテルバッグを使用すれば、退院当初から湯船OKだったそうです。夫は初耳だったようで、「え?そうなの?」と言い、M看護師は「2か月間、シャワーだったの?」とお互い驚いていました。病棟看護師と外来看護師の情報ではそのような見解だったみたいで。まあ、夫は過ぎたことだから仕方ないと寛容でした。夫にはそういう所があります。晴れて‟カテーテルバックなしでも湯船に入っていいよ。”ということでいいのか、M看護師により確認いただきました。
その夜から1番風呂であることと、入浴剤は使用しない事を条件に無事入浴できました。夫に久しぶりの湯船に浸かった感想を聞くと、ちょっと怖くてすぐに湯舟から上がったと言っていました。
1番風呂に入れない時はカテーテルバックが必要なので、早々に購入しなければなりません。
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