先日、職場である眼科にて眼底検査を受けました。
私は強い近視(両目とも0.02)で以前から網膜が普通の人より長く引っ張られている状態なので、半年に一度は網膜の様子を定期的に診ておこうねと、優しい医師より言われていました。とは言え、職場なのでなかなか仕事時間に検査することができず1年以上あいてしまいました。
約1年前に車の運転用に0.9くらい見えるメガネを作りました。それがここ最近、見えづらく感じ始めていたので、検査しなくてはと思っていたのです。
昨年は網膜に異常なし、右目に少しだけ白内障が出始めているね~でした。白内障は加齢による誰にでも起こるものです。髪が白髪になるのに例えられ、早く白髪が出る人、白髪が多い人、少ない人等がいるように白内障は老化現象であり、人それぞれ進み具合が違います。(幼いお子さんや若者に見られる白内障はこれに属しませんが。)
眼は二つあり、両目で見ているため見え方に異常があっても気が付きにくいものです。
いつものように視力検査からです。左目の視力がおちていました。やっぱり。
眼圧は正常です。眼圧とは目の球の硬さです。眼圧が高い状態が続くと視神経を圧迫し、見える範囲に異常をきたすのです。見えるはずの範囲が欠けて見えなくなるという緑内障という病気の一つの指標です。
次は眼底検査。目の黒目を目薬で開いて、眼の内部の状態を診る検査です。いわゆる瞳孔を開くのですが、これがボヤっ~と霞がかかったようになり光がたくさん入るので眩しい。検査の目薬をさしてから、3~4時間は見えづらい状態が続くため、眼科受診は車を運転せずに訪れて欲しいです。
眼底検査では、眼の様々な状態がわかります。白内障の有無、緑内障となりやすい眼か、水晶体の濁りの有無などの状態、網膜の異常はないか、視神経の状態などなど。
そこで医師の表情が、むむ?となりました。
医師から「最近、モノが歪んで見えていない?」と聞かれましたが、「全然、そんな事感じていません。」と即答。すると「う~ん、ほんの少しの膜がかかっている。黄斑部に。」と言われました。
黄斑部は視力に関わる大事な大事な場所。網膜中心部の直径2㎜の狭い範囲に位置します。異常をきたすと見ようとするものの中心部に影響がでます。最初はモノの歪みを感じ、そのままだと見ているものの中心部だけ黒く見えなくなり、放置すると視力を失います。
そこに薄い膜がかかっているとのことは、軽度の歪みがある筈なのに気づかない程度ということ。病名として、黄斑前膜→黄斑変性症となります。この原因も強度な近視+加齢とのことで仕方ないですね~。検査の次の日、黄斑変性症検査シートで片目づつチェックしました。
左目はチェックシートの格子が歪んで見えました。あらら、いつの間に。本当に気付かなかった。
検査して良かった。心構えができます。まだ治療の対象ではないとおもわれますが。ただ、もっと詳しい検査をして膜の状態を知る必要があります。
近いうちに、夫の腹膜透析が軌道に乗ったら私の眼科受診に付き合ってもらおうと考えています。向こう隣りの街でなければ検査ができず、自分で車の運転をして行くことが出来ないので。
やっぱり、体のメンテナンスって大切ですね。
コメント