腹膜透析の準備と入院。

家族の病気サポート録

寒さが本格的になり、もうすぐ雪が降る季節となりました。夫が病気(急性骨髄性白血病)を患ってから14回目で同種造血幹細胞移植を行い寛解してから11回目の冬です。毎月、腎臓内科にて薬剤性腎障害(カルシニューリン腎症)による慢性腎不全の治療をしています。

蛋白質やカリウム、塩分制限など行って生活していたけれど、いよいよクレアチン値、尿素窒素値が高値になってきました。初夏からクレアチニン値が5㎎/dl以上が続いていました。5㎎/dlが続くようならば透析の準備を開始しますよと医師から言われていたのです。悩んだ末に、透析を腹膜透析に中でも夜間寝ている間におこなうAPD(自動腹膜透析)を行うことと夫が決めました。

APDを選んだポイントは普段通りの仕事をしながら、夜間眠っている間に透析ができるので生活のリズムが変わらない点です。他には残腎機能を活かすことができること、腹膜透析の効果が下がった時に血液透析と併用できること、腹膜が使えなくなったら血液透析に移行できること等です。

8月の後半、必要になった時にすぐ透析を開始できるように腹部から腹膜を通し腹腔内へチューブを入れました。使う時まで皮下へチューブを入れて置くSMAP法という手術です。

しばらく痛みのある様子でした。

我慢強い、痛みを見せない夫なので平気そうでしたが、痛くないはずもないなと思って声をかけても「大丈夫。」とかえしてきていました。

何とか、透析開始時期を少しでも遅らせたいと考えていましたが11月の初旬の定期受診時の血液検査にてクレアチニン値が7㎎/dlを越えてしまいました。本人も倦怠感を強く感じていて、医師からは透析の開始を提案されました。

なんとなく、私自身は自分のことではないからなのかもしれないけれど、透析開始した方がい今より夫の体は楽になるのではないかと思っていて少しホッとした気持ちになりました。

夫は透析は痛みを伴うものと考えているようで、残念そうな観念したような様子でした。

2週間後に入院し透析を開始する予定になりました。

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