昨年6月に誕生した私の孫(娘の娘)ですが、すごく可愛いのです。フォルムは四頭身で髪がフサフサ(もうツインテールができる。)、色白でムチムチ、手足は‟ちぎりパン”のようです。ホッペはやや赤く、左右ともプクプクです。
抱くとずっしりと重い9㎏。抱きつづけると腕も腰も筋肉痛になる。あやすと笑い声と笑顔が可愛いので、ずっと見ていられます。最近は頬っぺたを膨らませて唇を尖らせブーブーと楽しそうに言っています。表情も豊かになりました。母親の居場所を常に確認している様子もみられ、「後追い」の準備ができているよう。
未だ、寝がえりをしません。すごい勢いで背中を捻じることもできるし、両足もいつも両手で掴んだりしているので筋力的には出来そう。でも、まだです。
私が育児初心者の頃は、様々なことに不安を抱えていました。看護学校では母性学、小児学を学ぶので頭の中には発達の正常や異常、小児の病気など詰まっていました。その知識をいつも出したり、引っ込めたりして子育てしていたのです。自分では大丈夫と思っていても、当時の親世代では根拠のない時代遅れの伝統?の子育てを「やいのやいの」言ってくるし、不安を煽ることばかりでした。
自分の親には「そんなの時代遅れの子育てなんだよ。今は違う。」と言えても夫の親には言えず、自分のしたい子育てを伝えるために自分で子育て新聞を作って親に送ることにしました。そこには息子の成長の様子と自分の子育て論を書いて理解してもらうようにしたのです。
私の母は息子に会う度にお小遣いやオモチャを買い与えたりするし、夫の母は甘いお菓子やチョコレートを与えるし、当時の私には止めて欲しいことでした。まあ、今はそんなに目くじら立てんでもよかったのにと思えることでも、嫌でしたし私達夫婦の育児に反していたのです。
一番嫌だったのは、息子の発達について「遅い、早い、おかしい」と言ってくること。「こうしろ、ああしろ」と自分達の子育ての経験から言ってくることです。夫の母は4人の男の子を育てたという自信と経験がありました。私の神経質な様子は心配だったのかもしれませんね。
あの頃の私を思うと、娘夫婦には無駄口は叩くまいと思います。私の子育ては30年~20年前もの古き時代のこと。今なお続いていて共通しているのは、初めての育児に挑戦する若い親たちの子供への愛情だけです。子育て論も子育ての方法も時代と共に変化している。
そして、子供の数だけ親の育て方があるのです。
実際、3人の子供を育てて思うのは同じ親が育てていたのに、性格が全く一人一人違うこと。身体能力が違うこと。親に対しての感情が違うことです。でも3人が共通しているのは「お母さんのこういう所、嫌だった」とか「お母さんって、すぐこう言うよね。」とか私への不満や嫌だったことが一緒なこと。
子供が産まれてからの日々、小さな命を守るために思考錯誤しながら生きていた母親に対し、大人になってから幼い頃の不満を言ってくるなんて。すごく感じ悪いわ~。
孫が寝がえりをなかなかしないのは、昨日息子が言っていたのですが、可愛いから皆すぐ抱いちゃうせいだよと。私もそう思う。可愛いが過ぎるのです。
よく食べ、よく寝て、よく動く。健康そのものです。
ちなみに、私の孫との距離感の理想は小説「西の魔女が死んだ」のお婆ちゃんと孫です。小学生になった孫へ洗濯したてのシーツにラベンダーの香りをうつす作業をそっと伝えたりしたい。
その小説の中のお婆ちゃんと娘との関係はちょっと冷めているけど、うん。そんなもんかも。その位でもよいのかも。
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