本を聴く

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以前もここに書いたように、最近の私はめっきり目の調子が悪くなりました。老眼も近眼も進み、近くも遠くも見えづらい。近くの文字はメガネを外して見るのですが、見やすい距離だと範囲が狭く首も肩も腕も疲れる。ことさら、読書が苦痛になっていました。

そこで出会ったのがオーディブルです。なんと、私に本を読んでくれるのです。

アプリから読みたい本を選び、ダウンロード。家事をしながらも、移動中でも、どんなときにも本が聴けます。しかも本を読んでくれるのは声優さんや俳優さんなどが多数。最近では声の好き嫌いができたりして、贅沢な私です。再生速度も選べます。ゆっくりと聴くのは時間がかかるなって思う方はいくらでも好きな速さで聴くことができます。

これまでは小説がメインの本選びが、誰の眼を気にすることなく気がねなく自由にできるのでダイエット本、金融関係の本、自己啓発本へと興味のおもむくままに選んでいます。年を重ねると自分の経験したことが全ての基準になってしまいがちです。今まで読んでこなかった本を選ぶと、知らなかったことや知ろうとしなかったことが新しい気づきとなって楽しい。勉強になります。

本が手元に残らないので、保管場所に困らないのも魅力です。同じ本を何度も聴いていることがあります。そんな本は本屋さんで購入して現物を手元に置こうかと考えたりもしますが、いやいや何度だって聴きたくなったら聴けばいいと思ったりしています。

音楽を聴くより、本を聴くことが多くなりました。

読み手さんの声で聴きやすかったり、そうでなかったりすることも時にはありますが自分で文字を追うとなると、これほど多くの本は読めないし満足のほうが大きいです。「ながら聴き」ばかりなので、聞き逃しや聞き忘れもあり再生を戻したり、内容が思ったものと違う時は聴くのを止めたりと自由に楽しめます。

家事の時には、この本を。仕事の昼休みには、この本を。今日の移動時には、この本をと何冊もダウンロードしておいて聴き分けて楽しんでいます。

初めはスピーカーで流して聴いていましたが、家事をしていると流水の音や掃除機の音などにかき消されることが度々でした。そこでワイヤレスイヤホンを購入。これで完璧です。

ただ、音量に注意しないと聴力に影響するので、気を付けています。最近は耳も以前より聞こえづらいと感じたり、聞き返したりすることが増えているので要注意です。年を取ると色々な変化が起こりますが、こうして世の中を見渡すと素晴らしいこともあります。

因みにオーディブルは月額1500円です。この金額が安いか高いはそれぞれの価値観の違いでしょうが、今のところ私はお得感しか感じていないです。おすすめです。

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