30年以上前のことで忘れていましたが、先日物置へ行った時に0才からの育児書とか母の友という雑誌が出てきて、ぼんやりと子育てしてきたわけではなかったんだな…と思い出しました。
むしろ、必死で子供をどう育てるか模索していました。頑張り屋さんだったのか~。
私は22才で結婚し、24才で母になりました。思い返せば、未熟で幼くて人間を育てるには不完全な親業のスタートでした。
社会で働いた経験も少なく、人との関わりも少ない私は本当に不安でした。幸い、看護師の道に進んでたので母性、小児、心理学など学習はしていました。まあ、解っているつもりだけの頭デッカチな私でした。
どう子供を育てるのか。親として大きな道筋を考えなくてはと思っていました。
私の両親は明治生まれの親に育てられた、昭和初め生まれの親です。母親は作法に厳しく、口うるさく、世間体をたいそう気にするし、女は女らしく男は男らしくの人でした。父親は育児には全く関わらず、食べろ、学校行け、寝ろ的な関わりしかなかったです。2人共、心根は優しい人ではありましたが。
そんな親でしたから、私は親に育児を学ぶことはあまり期待できませんでした。
夫とはよく話合いをしました。多分、一番最初は「情緒の発達や知的好奇心を伸ばそう。」だったかな?普通のことですが、声かけは赤ちゃん言葉を使わない、沢山話しかける、泣いたら抱くとか。当時は抱き癖がつくから、あまり抱かないほうがいいという風潮がありましたが。時代と共に育児も研究者達の研究結果や統計により変わります。
私達は様々な情報を取り入れながら、自分達の良いと思う子育てを考えて、親の考え方や言葉かけが違わないように一貫性を持って子供をしつけ、教育しようねと話しました。
子供は見るもの、聞くもの、触るもの、味わうもの全てが初めてだから出来るだけ本人に経験させること。親には当たり前でも子供の経験、体験を優先して先回りせず見守る。
子供に経験、体験の機会を多くしよう。と、考えておりました。
一番、大切にしたこと。それは、本人が発見したことや達成したことには親も一緒に大喜びすること。
知る驚き、考える喜び、工夫する楽しさを教えたいと思って子供と過ごしていました。
私は子供時代に常々、親から「アレをしなさい。やりなさい。早くしなさい。」と言われていました。
親から言われて嫌だったこと、されて嫌だったことを思い出して私はどうして欲しかったのかを実践しようと思いました。とても難しいことでしたが。
共有すること。赤ちゃん時代から大事にしていたことです。つづく。
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